大規模修繕の足場工事、費用はどのくらい?費用を抑えるポイントは会社選び

2021/11/11

埼玉県川口市を拠点とし、仮設足場の専門工事を手がける甫架設(はじめかせつ)です。

どんなに綺麗なビルやマンションも、定期的な修繕やメンテナンスを行わなければベストな状態を保つことはできません。さらに、工事を行う上では足場の組み立てが必要です。

足場の組み立てには、もちろん費用がかかりますが、そこにかかる費用も業者によって大きく異なります。今回は、そんな足場の費用について内容や業者選びのポイントについても紹介していきます。

 

大規模修繕の足場工事、費用はどこで変わってくる?

足場材にもいくつか種類があり、足場の取り扱い資材によって金額が異なります。

くさび式緊結足場

くさび式緊結足場は「くさび式足場」、「ビケ足場」とも呼ばれ、最も主流のタイプであり費用も割と抑えられています。

ハンマーを使って凹凸が付いた金具(くさび)を打ち込み、部材同士をつなげて組み立てる足場です。1段の高さが1800mmで、主に低層〜中層の建物(高さ31m未満)の工事で使用されますが、2015年に技術基準が改定され、高さ45mまで使用範囲を広げています。実際、外壁の塗り替えなど比較的短期間の工事では、高層の現場で使用されることもあります。

当日分の材料のみを積むことができるので、材料置き場を確保する必要がなく、侵入経路や車両重量規制等融通がききます。また、部材の種類が徐々に充実してきていて、複雑な形状の建物や敷地、隣地境界線などで応用がかなりききます。さらに組み立てが簡単なので手直しなどの融通がきくのもメリットです。

枠組み足場

枠組み足場は、「ビティ足場」と呼ばれ、こちらも割とオーソドックスな足場として使用されています。費用としては中間くらいです。

1段の高さが1720mmで、橋梁工事や建築工事などの現場で活躍していています。強度の高い鉄製の部材を使用するので、安全性が非常に高く、15階建て(45m)までの高層建築物にも使用することが可能です。

主に建物の外壁に沿って設置され、軽くて強度が高く、組み立てや解体も比較的簡単な点がメリットです。しかし、わりかし大掛かりな足場になるので、設置場所には少しスペースを要します。また部材が大きいことから、広い幅の搬入路や部材置き場にも、十分なスペースが必要にあります。

多くの現場で使われている、最も一般的な足場です。鋼管を溶接した作った建枠をメインに、脚注ジョイント・ジャッキ型ベース金具・床付き布枠・筋交い・鋼製布板といった部材を組み合わせて作ります。

また、枠組み足場はくさび式足場と比べて、組み立てにハンマーを使わないため、組み立てる際の騒音もあまり大きくないです。

次世代足場

次世代足場とは、これまで主流となっていた足場の規格などを安全面・施工面・管理面から全面的に洗い直した次世代規格の足場の総称です。

現在の成人男性の身長は、半世紀前に比べて10cm近く高くなっていて、ヘルメットや安全靴を着用すると、さらに10cmほど背が高くなります。従来の足場だと、高さが合わないため常に腰をかがめて作業する様になってしまいます。

次世代足場は、このような課題を改善した、新しい時代の足場です。1段の高さが1900mmと枠組み足場と比べて足場内の空間が広くいため、作業がしやすく、抜け防止などの機能も強化されていて、安全性も非常に高くなっています。また、次世代足場はくさび式足場と比べ大幅な軽量化に成功しました。次世代足場を利用することで、従業員の負担を抑え、作業効率の改善にもつながります。

枠組み足場に比べて建物の形状が複雑でも対応可能などのメリットは多いですが、足場材の購入金額が高いために、その分施工費用が高くついてしまいます。メーカーもさまざまで「主流」というものがないため、選ぶのが少し難しいかもしれません。

 

費用を抑えるには会社選びも重要

大きい現場になると、工期がかかるため足場の材料を置いておく期間が長くなります。もしも材料がリースで使用していた場合、借りている期間だけ分リース代が発生するため、足場工事の費用もその分高くなってしまいます。

そうならないためには、自社で資材を持っている会社に頼むのがベストです。会社のHPを確認するとわかります。(自社で資材を持っている会社はそのように記載しており、リース材を使っている会社は記載していない可能性が高いです)

リース材を使用している会社は材料費を安くすることができないため、自社材を持っているか、いないかという点は非常に大きく、色々な会社に相見積もりを取ってみることもおすすめです。

 

甫架設の大規模修繕工事の特徴

弊社では、大規模修繕8万㎡分の「くさび式Aタイプ」の足場材を自社保有しています。大規模修繕工事は手すり先行足場でセーフハンガーを標準仕様、ランディングボックスも自社で保有。安全性の高い機材を使用しています。

上記も踏まえて甫仮設の大規模修繕工事の特徴についてもいくつかお話ししておきます。

くさび緊結式足場の手すり先行工法

大規模修繕工事においてセーフハンガーを使用した手すり先行工法を標準仕様としています。

また、足場工事の法改正は組合に参加することで随時アップデートし社内で対応しています。

特殊足場の高度な技術力

貯水タンク内メンテナンス工事のための円形に組む作業用足場や、マンション駐車場入口などで地上に付けられない仮設足場など、高度な技術が求められる現場も実績が豊富です。民間工事・公共工事共にご依頼いただいております。

ライディングボックスで資材揚重

大規模修繕工事は足場資材も上層階まで揚重が必要です。

弊社ではランディングボックスを使用することで風の影響も受けにくくより安全性の高い施工を提供しています。

強度計算書、仮設計図面の作成

一次請け企業様の業務負担を軽減します。

弊社で作成する書類は安全書類や道路使用許可のみならず、強度計算書や仮設計図面なども含まれます。最大限お客様の業務をサポートするよう心掛け、円滑な工事進行を目指します。

 

甫架設は若い人が活躍できる働きやすい会社

代表メッセージ

どんな会社でも行っている「あいさつ」。弊社ではコミュニケーションの基本と捉え、毎日欠かさずに全社員と役員との間で朝晩交わしています。出社時と退勤時、どんなに早くても、夜遅くなろうと必ず役員が送り出します。一人ひとりの顔色や様子を把握し、声をかける。当たり前のことですがこうしたコミュニケーションから会社の雰囲気が作られていくものだと考えています。

また、建設業だからこそ働き方改革に積極的に取り組み、積み込み作業の効率化などを図っています。社員がより働きやすい環境を整え、日々の現場で安全に作業できるよう会社として推進していきます。

専務取締役・福田より

私は16歳から18歳まで足場工事をやっていました。そこから10年近く別の現場で働いていましたが、29歳でまたこの世界に戻ってきました。他の職種も経験したからこそ、私は足場工事の面白さを実感しています。

現在、私は現場の工程管理を行っており、安全かつ効率的に職人が働けるような作業伝達を行うことで現場をサポートしています。この工程管理の業務でも意識していることですが、私は若い子たちが生き生きとした職場にしたいと常に考えています。

怒って伸ばすという考え方は確かに業務を覚える上で一定の効果はあるかもしれませんが、離職につながり時代遅れだと思っています。若い子たちがのびのび個性を発揮できる環境を用意し、育つことでおのずと会社も一緒に成長できると考えています。

甫架設は平均年齢も若く、すぐに馴染めて働きやすい職場です。足場屋としてのキャリアをここから始めてみませんか。

「スキルを身に付けているのに給料が上がらない…」、「将来が不安…」

そんな悩みを持っているあなた。甫架設では寮も完備で遠方からでもチャレンジする人をお待ちしています。

整った教育システム

甫仮説では明確な評価と給与体系であなたをサポートします。例えば、足場に関する資格は会社がすべて負担します。また、有給休暇や賞与も設けていますのでしっかり頑張った分だけ還元される仕組みを設けています。

安定した給与体制がある甫架設で、一緒に働きませんか。

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