建設業の職人を目指す人必見! 建設業の職人にはどんな種類がある?職人の世界の現状とは?

2022/11/16

建設業界ではどのような職種があり、実際にその業界で活躍するにはどの業種に進むとよいのでしょうか。

今回は、建設業界の様々な職種、自分に合った仕事の選び方、年収事情や現状建設業界が抱える問題とその原因を紐解きながら、建設業界が今後どうなっていくべきなのかご紹介します。職人を目指して建設業界に入っていくのであれば知っておいて損のない情報ばかりです。是非会社選びの参考にしてみてください。

建設業の職人にはどんなものがある?

建設業の職人10種類を紹介!

とび職人

とび職とは、建設現場で高所作業をメインで行う職人のことをさします。足場や鉄骨の組み立てや仮止め、解体、鉄骨をクレーンで吊り上げる準備、コンクリートの流し込みなど建設工事の始めから終わりまで一貫して仕事をこなします。そのため、とび職は建設現場においてリーダー的な存在です。

足場職人

とび職の一種として行う職人のことを指す場合がありますが、概して足場を専門に取り扱う職人集団のことを足場職人と言います。足場の組み立てに使う材料の見積もりを取り、組み立て材料を現場まで運んで、材料の荷下ろしと組み立てを行い、解体や片付け、清掃まで行います。

外壁職人

外壁職人とは、屋根や壁といった建物の外側を工事する職人です。現在では、モルタルを用いた外壁工事だけではなく、外壁材のサイディングなども取り扱う職種です。採寸や切断をしたサイディングを貼り、隙間を埋めるコーキングまでが仕事の流れとなります。

左官職人

左官職人とは、壁や床、壁土、繊維、漆喰などに施すタイル貼りや塗装の下地を造る職人です。コテを使ってコンクリートを平らかつなめらかに仕上げるには高い技術が要求されます。左官職人が下地をいかにきれいに造るかで、建物の仕上がりと見た目に影響します。

内装職人

内装職人とは、壁のクロス貼りや床、天井のボード張り、塗料の仕上げといった、建物の最終的な仕上げをする職人です。内装工事は建物の雰囲気やクオリティに関わるため、手作業による丁寧な仕事が求められます。

塗装職人

塗装職人とは、壁や外壁、屋根などをペンキで塗装する職人です。塗装工事は、ローラーや刷毛での塗装やスプレーでの吹付などの方法を取ります。塗装は建物を美しく仕上げることに加えて、断水性や耐久性を高める塗装技術が求められ、塗装素材や知識、現場の気候状況や風土、色彩感覚が試されます。

土工事職人

土工事職人とは、ブルドーザや油圧ショベルのような重機を用いて、基礎工事や土地の造成、土地や災害現場での掘削や運搬、コンクリートの流し込みや打設などの大規模な作業を安全に行う職業です。

鍛冶工

鍛冶工は、鉄骨の溶接や仮止めのボルトの固定や本締めを行い、溶接での鉄骨部材の取り付け、とび職が仮止めした鉄骨の溶接などを行います。建物強度を確保して、安全な建物の建造に欠かせない職業です。

鉄筋工

鉄筋工は、鉄筋を施工図を基に配置し結束したり、床や柱を造る際に施工図の通りに鉄筋の切断や恰好を施して適切な形に形成したり、針金を用いて鉄筋を固定することが仕事となります。鍛冶工と同様に、建物の強度を確保することを目的とした職種です。

配管工

配管工は、水道やガス、空調などの配管を建物内に引くことで、建物の完成後に適切な運営ができるようにする職業です。建築物の完成後、配管の配置に際して壁の内側や床下などの狭小な場所での作業も求められ、必要に応じて配管を様々な角度に曲げる作業も行います。

また、洗面台やトイレなどの水回り、エアコンなどの機器の取り付けなど、インフラ設備の修理やメンテナンスを行います。

自分に合った仕事の選び方とは?

建設業は、建物の建築に際して様々な業種の連携が必要となり、それぞれの特長や特性は大きく異なります。

例えば、内装職人や塗装職人であれば、デザインセンスがあり丁寧かつ繊細な作業が得意な人には向いています。

体力に自信があり高所の作業が得意で決断力に優れる人は「とび職」に向いていますし、さらに、チームワークが得意で慎重な判断ができるタイプの人は「足場職人」に最適です。

 

建設現場の職人の年収はどれくらい?

建設現場での職人のお財布事情は、多少職種によって変わってきます。

例えば、建設現場の花形である「とび職人(足場職人含む)」では、厚生労働省の令和元年の賃金構造基本統計調査によると、平均年収が393万9,300円で、平均月の給与額308,100円、年間賞与やその他特別給与が242,100円ですが、数多くの弟子を抱える親方クラスになると、年収が1000万円を超える方もいらっしゃいます。

 

現場で働く職人が仕事が面白いと思うときはどんな時?

建設業における現場職人の醍醐味は、沢山あります。

・現場でゼロからモノづくりに携わって、完成した時の達成感や感動があること

・仕事に慣れることで現場での持ち場を任されると、裁量が増えてある程度自由な仕事ができるようになること

・同じ専門分野でも、現場ごとに求められるスキルや能力が変わるため、飽きが生じにくいこと。

・職人から現場監督者や専任技術者などへキャリアアップでき、総合的に建設業に携われるようになること

などです。

 

建設業の職人は人手不足? その原因は?

建設業界が抱える課題とは

29歳以下の若手に比べて55歳以上のベテランの労働人口が3倍近くを占めるほど、建設業界そのものの高齢化が進んでいます。

そのため、未だに「働いてなんぼ」といった古風な企業風土が残る会社が多いです。また、それと同時に人材不足の問題も抱えています。

従来から日給制だった建設事業会社が多かったこともあり、建設会社で働く職人たちは、正社員として働いていないことが多く、残業という概念が無いほどに労働時間が長く、労働日数が報酬へ反映されてしまうという問題もあります。

昨今の働き方改革では、「週休2日制」を遵守する動きがありますが、労働日数の減少に伴い、給料が減少してしまう現象が起きかねない状況にもなっています。

 

給与形態の問題 日給制から月給制へ

先ほども申し上げましたが、建設業界は日給制の会社が多いです。そのため、職人が悪天候や怪我をしてしまうと、その日は給料が支払われないという問題が発生します。

業界全体として安定的に給与が支払われるように、日給制から月給制へ変化しています。

 

働き方の問題 職人は休みが少ない?

労働日数で報酬を稼ぐしかないため、必然的に休みが少なくなってしまいます。休み自体は好きに取ることはできても、悪天候や怪我があっても納期に間に合わせなければならない事情があり、工期の長さがコストに直結する以上、休みを取り辛い現状があります。

甫架設は変わりゆく時代の流れに適応していきます

甫架設では、明確な評価体系と給与制度や足場工事に関する資格支援制度などを充実させています。

例えば、部材の積み込みに関しては、資材置き場の監理や積み込みの専任スタッフを専任者や早番で仕事を終えた足場職人たちへ委ねることで、翌日への準備で残業が遅くなることを防いでいます。

さらに、資格支援補助制度や見習い期間から職長(現場監督者)、そして管理職へのキャリアステップが明確に設定されていて、早期からの活躍の舞台が用意されています。実際に、32歳にして職長となって活躍されている方もいます。

また、福利厚生面でも、有給休暇も入社半年後から適用され、事前の申請で自由に取得することが可能です。

 

建築業の職人を目指すなら甫架設で一緒に働きませんか?

今回は、建設業の職人を目指す上で必要な知識(職種や年収、現状の業界としての課題と展望)についてまとめました。

甫架設は、業界の中で前衛的な立場として「足場職」という業種を確立させ、発展に貢献してまいりました。現在も、日々、社内制度の見直しと従業員の働きやすい環境の構築に勤しんでいます。

甫架設にご関心のある方、建築業界で大きな活躍を夢見ている方、是非ご連絡お待ちしています。

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