建設業の3Kを過去のものに 新3Kで建設業界は変わっていきます

2022/12/08

埼玉県川口市を拠点とし、仮設足場の専門工事を手がける甫架設(はじめかせつ)です。

一昔前は、建設業と言えば3Kというイメージがありました。3Kとは「キツい・汚い・危険」の頭文字をとったもので、建設ラッシュだったバブル期やそれ以前についてしまったイメージが今もなお続いているのです。

しかし建設業を取り巻く環境はすっかり改善されてきています。「給与・休暇・希望」という建設業に対する新しい3Kが登場しているほど、状況は明るくなっているのです。

今回は、これら新旧3Kを比較し、とりわけ新しい3Kについてそれぞれに解説していきます。

建設業の3Kとは?

建設業の3K、「キツい・汚い・危険」

かつて3Kという言葉がありました。3Kは「キツい・汚い・危険」の頭文字をとったもので、とりわけ建設業界に対して使われることが多かったように思います。残業や深夜労働が常態化し、高所作業や閉所・狭所での作業も多い建設業は、確かに3Kと言われてもおかしくありませんでした。3Kゆえに短期間で高収入を得ることができた部分もありますが、それでもやはり3Kゆえに長く続けることが難しい業種だったかもしれません。

 

昔からのイメージが根付いてしまっている現状

一度ついてしまったイメージはなかなか払拭できず、今でも建設業に対して3Kというイメージを持っている方はいらっしゃるでしょう。テクノロジーの発達により世の中の産業構造が変化していますが、そのような中でリアルに体を使って作業をする建設業に対しては、少なからず抵抗を感じてしまう人が多いのが現状です。

 

建設業は深刻な人手不足

建設業の人手不足は深刻な問題です。背景としては、職人の高年齢化と後継者不足、求人数に対する応募者数の少なさ、そして離職率の高さなどがあげられます。応募者数が少ないことは根強い3Kのイメージと無関係ではなく、また、離職率の高さも建設業の給与や待遇に原因があるのかもしれません。3Kのイメージはともかくとして、現実的に改善すべき部分は多々あるようです。

 

3Kに変わる国土交通省が推進する新3K

新3Kは「給与・休暇・希望」

建設業の3Kのイメージを払拭すべく、国土交通省により新3Kとして「給与・休暇・希望」が提唱されています。

「給与」

日建連による「労務費見積り尊重宣言」を踏まえ、下請企業からの労務費見積を尊重する企業を、総合評価や成績評定において優位に評価しています。

また、一般土木において、CCUS(建設キャリアアップシステム)活用の目標の達成状況に応じて成績評定を加減点するモデル工事を発注しています。

 

「休暇」

事業所の週休2日の確保状況に応じて、労務費等を補正するとともに、成績評定を加減点する「週休2日対象工事」を発注しています。

また、適正な工期を設定するための具体的・定量的な指針を策定・公表しています。

 

「希望」

建設現場の生産性を向上するため、必要経費の計上とともに総合評価や成績 評定を加減点する「ICT施工」を発注しています。また、中長期的な発注見通しの公表・改正品確法を踏まえ、令和2年度より中長期的な工事発注見通しを作成・公表しています。他に、誇り・魅力・やりがいを醸成するために、 建設業のリブランディングに向けた提言を令和2年1月にとりまとめています。

 

参照:新3Kを実現するための直轄工事における取組

国レベルで建設業の改革が始まっている

建設業の最たる発注元は“国”になります。その“国”が率先して改革に乗り出しているということは、建設業の人手不足がそれだけ深刻な問題であることと、また同時に建設業の需要はまだまだこれからも伸び続けることを意味しています。

日本の建設業の水準は高く、世界に誇れる技術を持っていることは確かです。日本の素晴らしい建設・土木技術を継承するためにも、中長期的な建設業の担い手の確保は重要な課題です。

 

新3Kの実現に向けて建設業界で進む改革 実際どのように変化していくのか

休日・休暇の確保

建設業は工期の遅れや変更などが出ると、残業や休日出勤などで工期に間に合わせようとする傾向にありました。元請けと下請けのパワーバランスなどもあり、下請けになればなるほど無理な条件で長時間労働を強いられ、休暇がほとんど取れないというような状況も起こっていたことも事実です。これも建設業の人手不足の一端を担っていたので改善が進み、最近では休日出勤や残業がほとんどなく、有給も付与するなど、建設業であってもしっかりと休日・休暇を確保できるように変わってきています。

 

給料制度の変更 日給制の見直し

建設業ではかつて日払い(日給制)が一般的で、月々安定した給料がもらえる月給制を採用しているところはほとんどありませんでした。また、社会保険や雇用保険などもついていないことが多く、建設業で働くこと=体一つで稼ぐことでした。このように収入面において不安定な状況を改善しようと最近では月給制にしているところが増え始め、社会保険完備や各種手当をつけるなど、一般的な会社勤めと変わらないような待遇を用意しているなど改善が進んでいます。

 

建設業へのイメージ改革

一度定着してしまったイメージを覆すには時間がかかりますが、国土交通省の取り組みなどもあり、少しずつですが建設業に対するイメージは変わってきています。建設会社の中には建設業の仕事を子どもたちに知ってもらおうとワークショップを開催したり、地域に配る情報誌を作成したりしているところもあり、自分たちからイメージ変えるべく行動を積極的に起こしています。「建設業で働くって、なんだかかっこいい!」と思う子どもたちが増えれば、将来的に建設業界も活性化してくるかもしれません。

甫架設は今までの建設業のイメージを一新 クリーンな会社作りに力を入れています

完全月給制への取り組み

甫架設は完全月給制です。従来の建設業界では日給制の会社が多く、悪天候や職人の怪我などで働くことができない日は給料が支払われないという問題が発生していました。しかし、自分1人の問題ではなく養う家族などがいると、明日どうなるかわからない日給制で長く働くことは不安そのものです。悪天候や想定外の事故などがあっても一定の収入が保証される月給制にすることによって、職人も安心して長く働き続けることができます。

 

明確なキャリアステップ

甫架設には、入社してからの明確なキャリアステップが用意されています。

未経験で入社をしても、「職人見習い」として現場で先輩の作業をサポートしながら、作業の流れや仕事の内容を覚えていきます。一通りのことができるようになると「職人」となり、その先は「職長」になることや、「現場管理」を目指すこともできます。その人の適性や本人の希望などを考慮に入れ、その人が活躍できる舞台へ導きます。

 

丁寧な技術指導

甫架設では「見て覚えろ」というような指導は一切ありません。足場工事は重いものを運んだり高所作業がほとんどだったりと危険を伴うので、経験豊富な先輩職人が現場のイロハを丁寧に教えていきます。特に未経験者でも、建築用語や現場でのマナーなど基本的なことから指導して、気後れすることなく現場デビューできるようにサポートします。

 

未経験でもOK!甫架設で一緒に働きませんか?

建設業が3Kと言われていたのは過去のこと。今では新3Kを実現している会社も多くあり、建設業は将来性とやりがいに満ちた業種になりつつあります。

甫架設には明確な評価制度とキャリアステップがあり、頑張れば頑張るだけ給与に反映されます。社会保険完備はもちろんのこと、賞与や手当、有給休暇なども付与しているので、ワークライフバランスを取りながら無理なく長く働くことができます。

建設業に興味のある方、甫架設のことをもっと知りたい方は、お気軽にお問い合わせください!

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