足場職人が独立するために必要なこととは?

2021/08/06
新築住宅工事現場で働く鳶職人

埼玉県川口市を拠点とし、仮設足場の専門工事を手がける甫架設(はじめかせつ)です。

足場職人の中には独立を目標に日々頑張っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、独立をするためにはお金を集めるだけではなく、役所での手続きや職人集めなどやるべきことはたくさんあります。どこから手をつけて良いのか、何をしたら良いのかわかりませんよね、

甫架設は、独立を目指す職人に対して積極的に支援を行っています。この記事では独立に際して必要なことや、甫架設でサポートできる内容についてお話ししていきます。

 

足場屋が独立前に必要なこと

やるべきことは、独立前と後によっても異なります。まずは独立をする前に必要な準備についてみていきましょう。

屋号を決めておく

屋号とは、今後事業を行っていく上で名乗る会社名や、名刺を作る際に記入する看板名のようなものです。

(例 「〇〇建設」、「▼△屋」、「★◎足場」など。)

個人の名前で事業を行う方もいますが、屋号があると周りの方に覚えてもらいやすくなるので、あらかじめ決めておきましょう。

 

税務署での手続き

まずは『開業届』を出す必要があります。

開業届とは、「事業を開始しましたよ」ということを税務署に知らせるための書類です。誰かのもとで雇われて働いている場合は、所得税という税金が給料からあらかじめ天引きされていますが、会社に属さず、個人で事業を行う場合は自分で税金を計算して、確定申告を行う必要があります。

開業届は誰が出す?

今回のケースでは自分自身が対象となるので、本人が税務署に出向き開業届を出す必要があります。

税務署に行く際は、マイナンバーの確認が必要になりますので、マイナンバーカードと身元の確認が取れるものを持参するようにしましょう。

開業届はいつまでに出す?

決まりとしては、事業を始めた日から1ヵ月以内とされています。

しかし個人事業主の場合、開業した日があいまいになってしまうケースも多いため厳密なルールはなく、自分で開業した日と考える日を開業日と考えて問題ありません。

なので、何がなんでも1ヵ月で出すということにこだわる必要はありませんが、なるべく事業を始めた年の早い段階で出せるようにしましょう。

なぜ開業届を出す?

開業届を出すことによって得られるメリットが多いからです。詳しくは事項で解説していきます。実際に、開業届を出さないで事業を行っている人がいるのも事実ですし、出さないからといって何か罰則を受けることはありません。

開業届を出すメリット1. 社会的な信用を得ることができる

開業届を提出する際に控え用としてもう一枚提出しておくと、税務署から印鑑を押されて返却してもらうことができます。

例えば、

  • 銀行から融資を受ける
  • 補助金や助成金を申請する
  • 保育園申し込みの際に、就労証明書になる
  • 不動産を契約する際に必要

などのシーンで役に立ちます。

今後、将来のことを考えた時に必要になると思いますので、しっかり提出しましょう。

 

開業届を出すメリット2.   青色申告書というシステム

青色申告とは、ものすごく簡単にお伝えすると税金の面で優遇を受けることができるシステムです。控除や経費などで優遇されることが多いのですが、詳しく解説してしまうと長くなるので割愛します。開業届を提出する際に、「青色申告承認申告書」という書類も忘れずに提出しておきましょう。

 

資金関連の準備

お金に関する話は避けては通れません。

独立時に用意しておきたい資金の目安として、従業員へ支払う毎月の給料3ヵ月分と言われています。自分で用意できるに越したことはありませんが、助成金や銀行に融資してもらうという手段もあります。

事業計画書とは?

助成金や銀行融資を受ける場合は、事業計画書と言って「どのような事業を行うのか」を明確にした書類を用意する必要があります。

作成する際は、なるべく内容を明確に書くことが大切です。また、多くの人が難しいと感じる「創業動機」という項目については、業界の課題を考えて書くと進めやすいので参考にしてください。お金が関わるシーンで必要になることが多いため、すぐに必要なくとも準備をしておけばいざという時に慌てることがないでしょう。

甫架設からのアドバイス

銀行からお金を借りるためには実績を積むことが何よりも大切です。赤字の会社には当然お金を貸しませんし、実績がないと信用してもらえません。まずは、赤字になりにくい『手間受け』の事業から進めていき実績を積んでいくのも、ひとつの手段です。

 

甫架設ができるサポート

事業計画書を一緒に考えます。

ややこしいですが絶対に必要な資金計画(先行投資、売上の計算、利益率)についてちゃんと向き合い、アドバイスします。

 

資金以外で必要なこと・もの

最低限必要なものとして、

  • 足場材
  • 材料の置き場
  • トラック

が挙げられます。

足場材などを満足に揃えるためには、5000万円分ほど用意する必要があります。そして、その足場材をおく土地を借りるためにも敷金として、土地代の6ヵ月ほど必要になり、土地の整備費用や盗難防止用の囲いも設置するとなると数百万円の準備が必要です。

リースで足場材を借りるという手段もありますが、実績が少ないうちはリース代が高くついてしまったり、借りられないこともあります。さらにリース材を使っていない時でもお金はかかってしまいます。

 

甫架設ができるサポート

手間受けであれば、甫架設から仕事を紹介される形になるので、置き場や資材やトラック等リース代の心配は必要ありません。

 

保険の手続きも忘れずに

足場屋を行う上で、入っておくべき保険に『賠償責任保険』と『労働災害保険の上乗せの保険』があります。

賠償責任保険は、工事や工事完了後に他人に損害を与えてしまった際の保険です。通行人に怪我をさせてしまったり、他人のものを壊してしまったりなど工事をしていく上で起こりうるトラブルに対する保険になるので必ず入っておきましょう。

労働災害保険の上乗せの保険は、雇っている職人や下請けの職人が現場で怪我をしてしまったり死亡してしまった場合などに備える保険です。トラブルが起きた際にその方に家族がいた場合、労働災害保険の費用だけでは、十分とは言えない可能性があります。

甫架設ができるサポート

長年の経験から、その他必要な保険について詳しく説明します。また、危険な職業だからこそ、会社と従業員を守るために親身にアドバイスをします。

 

足場屋が独立後に必要なこと

独立前の準備もたくさんありましたが、独立後にやるべきことはまだまだあります。

 

独立後の仕事を確保する

独立後に仕事をもらうためには飛び込み営業をするか、現場の横のつながりで仕事をもらうことが大半です。また、現場の仕事ぶりを見て仕事を依頼されることもあるため、常に良い仕事をして信頼してもらえるよう心がけておきましょう。

職人の人数、実績、会社案内、HPなど、見せられるものがないと仕事は取れないので、そういった部分も含めて仕事を積み重ねていきましょう。

 

甫架設ができるサポート

甫架設では、仕事を紹介できます。現場での仕事と営業とを両立することは難しいため、紹介した現場に専念していただくことで、結果的に仕事の紹介につながる可能性もあります。大きな現場に入る時には、『安全書類』という書類の作成が必要になります。そのような書類作成に関してサポートします。

また、甫架設は横のつながりが多いので、人件費はかかりますが急なお願いなどに対しても応援で埋め合わせの対応を行います。

 

事務関係の仕事

自分で事業を行う際は、現場の仕事だけではなく事務関係の仕事まで全てこなさなければいけません。職人への給料計算・経費の計算・請求書の発行など、やらなければいけない作業はたくさんあります。

 

甫架設ができるサポート

甫架設では、さまざまな事務作業や資金繰りに対してサポートをします。

独立前はあまり触れてこなかった分野なので、苦手な方も多いと思いますが安心してください。また、甫架設から仕事を受ける時は、請求書が一括で済むのも嬉しいポイントです。

 

甫架設で働きませんか?

独立をすると、自分一人で全ての作業をこなす必要があるため非常に大変です。

甫架設では、多方面にわたってサポートが可能です。

ぜひ私たちと一緒に仕事をしませんか?

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