足場職人になるには筋肉を鍛えておく必要がある?

2022/09/05

埼玉県川口市を拠点とし、仮設足場の専門工事を手がける甫架設(はじめかせつ)です。

足場職人になりたいと思っているけれど、どれくらい筋力や体力があればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。足場職人は自分の肉体を武器に仕事をするわけですから、体は貴重な資本であり商売道具であるといえます。それゆえ体は丈夫で強いことが条件とも思われがちですが、日々の筋トレやジョギングなど常に肉体を鍛錬していないと足場職人にはなれないのでしょうか?

 

この記事では足場職人になるためには何が必要かということを体力面も含めて考えていきます。また、足場職人になったらどのような仕事から始めるのかという部分も具体的に紹介していきます。

 

足場職人は「手元」からスタートする

「手元」は見習い職人が1人前の職人を手助けする仕事

足場職人も最初は大工や左官職人と同様に「手元」からスタートします。手元とは先輩職人にピタリとつき、あらゆる作業を補助する役割のことです。先輩職人がやっていることをサポートするだけではなく、これからやろうとしていることを想像し、先回りして準備や根回しをすることも手元には期待されています。単なる小間使いではなく、先輩職人の優秀なアシスタントが手元になります。

やがて、手元を卒業したらいよいよ足場の組み立てと解体をやらせてもらえるようになります。足場に使用される部材は重さが10kg以上あるものがほとんどなので、この頃から力仕事が大幅に増えてきます。

足場職人として組み立て・解体がスムーズに行えるようになったら、次は足場職人を取りまとめるリーダーや職長へと管理者としてのステップを踏みます。この頃になると力仕事以外の管理業務が増えてくるので、肉体を鍛錬するだけでな、リーダーシップやマネジメント能力も身に付ける必要がでてきます。

 

手元を卒業したら、筋肉だけでなく体力も重要

手元を卒業していよいよ一人前の足場職人として組み立てと解体を任されるようになったら、自身のパフォーマンスの良し悪しが作業効率に反映されるようになります。体力や筋力があって一度に多くの部材を運べる方が現場がスムーズにまわります。そして、1日に多くの現場を動かせるようになれば収入も増えるでしょう。

しかし毎日の現場では、多くを運べるという筋力だけではなく、怪我や病気によって遅刻や欠勤をしないという基礎体力や、現場でミスをしないという持続的な集中力も必要とされます。筋肉を鍛えることも大事ですが、持続可能な体になるために基礎体力をつけることも忘れないようにしましょう。

 

足場職人になるまでよりも、なった後の方が筋肉がつく?

筋肉を鍛えていても重いものは重い

足場職人になるためにたくさんトレーニングを積んで、準備万端で現場に出ても、実際に作業をしてみると驚くほどキツイことがわかります。なぜなら、足場作業ではジムで行うような筋トレで鍛えられる筋肉とはまた違った筋肉を必要とするため、どれだけ自分で鍛えても十分とはいえないのです。足場職人として“使える筋肉”を手に入れたいのであれば、ひたすら現場に出て実践の中で鍛えることが一番です。

 

トレーニングが好きなことに越したことはない

鍛えられた肉体、割れた腹筋……男性なら憧れる方も多いでしょう。実際にジムなどに通い、筋トレによって憧れの体を手に入れようと奮闘している方はいますが、ジムに通わずとも仕事の中で自然に筋肉が手に入ればそれに越したことはありませんよね。そのような意味でいうと、足場職人は「鍛える」と「稼ぐ」の両方を仕事の中で手に入れることができます。トレーニング好きの方にとっては、お金を払ってジムに行くよりもいっそのこと足場職人になってしまうというのもありかもしれませんね。

 

筋肉を付けることで仕事が速くなる3つの理由

一度に運べるモノの量が増える

足場の組み立て・解体作業では、重量のある部材を何回も運ぶことになるので、一度に多くの部材を運ぶことができる強靭な肉体があれば作業効率が上がります。足場職人においては力がある=パフォーマンスが上がるという図式は成立しています。

 

体力が向上する

体を鍛錬すると、体力が向上します。体力があると継続的に作業ができるので、疲れて休憩が多くなってしまったり、最後までやりきることができなくて他の職人に迷惑をかけたりするようなことがなくなります。

 

怪我をしづらくなる

足場職人は日常的に重量物を扱うので、体への負担が大きいことも事実です。しかし、重量物を持ったときに耐える筋肉があれば、足腰への負担が軽減されます。また、筋肉や筋力があると、うっかり手を滑らせて物を落とすようなこともなくなるので、事故防止にも繋がります。

 

体をフルに使う足場職人は、トレーニング好きにはピッタリ!

足場職人としてのキャリアステップにおいては、体力があるということだけでは乗り越えることができない様々な業務が発生します。しかし、何をやるにしても体が資本であることは事実なので、体力があるに越したことはありません。職人としての経験を積み、やがて現場のリーダーや管理者として優れたリーダーシップを発揮する際にも、エネルギーに満ち溢れた健康な姿があるだけで発言に説得力が増します。

体を鍛錬することによって精神力や集中力が高まることは確かであり、それらは足場職人として間違いなくアドバンテージになるものなので、日々トレーニングすることは足場職人の姿勢として理想的なのではないでしょうか。

 

足場職人として、甫架設で一緒に働きませんか?

ここまでお読みになって、「足場職人になるには、やっぱり鍛えておかないとダメなのかな」と思った方もいるかもしれません。確かに筋骨隆々で強靭な肉体であることは仕事をする上でプラスになりますが、人並みの体力であっても十分に足場職人としてスタートすることができます。

甫架設では、未経験者に対して先輩職人が一つ一つ丁寧に指導し、現場の不安や困りごとを徹底的に解消します。建設業特有の「見て覚えろ」という教育はせずに、安全性に配慮しながら足場職人としての成長をしっかりとサポートします。もちろん、その人の体力を十分に考慮した上で、無理のない作業計画を立てて毎日少しずつ経験を積ませていきます。

足場職人の仕事に興味のある方、体を鍛えたい方は、ぜひ一度甫架設にご応募下さい。

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