高卒で鳶職の年収は高い? 鳶職の魅力や将来性を徹底解説

2023/08/10

高卒での進路選択に迷っている方は、鳶職を選択肢に入れてみてください。

高卒でも手に職をつけられ、安定した生活を送れると言われる鳶職ですが、リアルな年収や将来性について気になる方も多いと思います。

この記事では、鳶職の給料や仕事内容、給料を上げる方法や将来性について詳しく解説します。

この記事を読むことで、鳶職を志す高卒者の疑問や不安を解消し、あなたの進路選択の助けとなることでしょう。

高卒で鳶職はどれくらいの給料?

 

鳶職は高卒でも稼げる仕事です。ここでは鳶職の給料について解説します。

高卒で鳶職になったらどれくらいの給料がもらえる?

高卒で鳶職に就く場合、給料は経験年数や所属会社によって変わります。

厚生労働省の調査データを見てみると、鳶職の平均給料は約29万円となっていますが、これは経験を積んだ成熟した鳶職人の平均給与です。初めて鳶職に就く人、特に高卒の場合はこの額面よりも低い給料が予想されます。

同じ調査によれば、鳶職の経験年数1年未満の場合の給料は平均で約21万円となっており、実際の目安となるでしょう。

ただし、鳶職はスキルや経験により給料が変動しますので、この金額はあくまで参考のひとつと考えてください。

将来的には年収1000万円や独立も目指せる!

鳶職は経験や技術によって給料や年収が大きく変動する職種です。

見習い期間の年収は約286万円前後ですが、技術を習得し経験を積むことで、年収は順調に上昇します。

中堅鳶職人となると年収は312万円から423万円、そして親方クラスになれば、年収は平均的に472万円ほどとなります。また、経験豊富な親方だと、年収1000万円以上を稼ぐことも可能です。

しかし、鳶職は体力勝負の仕事なので、年齢と共に作業量が減る可能性があることは忘れてはいけません。

鳶職の世界では経験と技術が収入を左右するため、高卒で始めても、技術と経験を積むことで十分に高収入を得ることが可能な職種です。

鳶職の仕事を知っておこう

ここでは鳶職の仕事について詳しく解説します。鳶職の歴史や仕事内容を知ることで、理解を深めることができるでしょう。

そもそも鳶職とは

鳶職は建築現場や高所作業現場で働く職業のひとつで、建物の外壁や屋根、高い塔や構造物などの高所で作業を行う役割を果たしています。

鳶職という職業は、日本の歴史の中でも古くから存在しており、飛鳥時代から活動をしていたと記録されています。

鳶という言葉が確立されたのは江戸時代で、建物の骨組みを組み上げる「上棟式」という祭事において、梁から梁へ飛び移る様子が語源とされています。一部では、消火活動に使われた道具「鳶口」の名前が「鳶」の由来とも言われています。

どちらの説が正しいにしても、現代でも「鳶」は高所での作業を専門とする職人を指します。

鳶職は日本の歴史と深く結びついており、その活動は現代の建設現場でも重要な役割を果たしています。

鳶職といっても色々な仕事がある

鳶職には「足場鳶」「鉄骨鳶」「橋梁鳶」「町場鳶」「送電鳶」といった職種があります。

それぞれの仕事内容について解説します。

足場鳶

足場鳶は、建築現場で用いられる足場の設置を担当する鳶職です。

彼らが組む足場は、作業員の安全を保証し、効率的な作業を可能にします。また、現場の特性や立地条件に応じて、最適な材料と組み立て方法を考え出す必要があります。

また、組み立てだけでなく、解体作業も足場鳶の仕事範囲となり「建設は鳶に始まり、鳶に終わる」と評されています。

鉄骨鳶

鉄骨鳶鉄骨鳶は、マンションやビルの建設現場で鉄骨を扱う鳶職の一種です。

仕事は、鉄骨とボルトを用いて建物の基礎となる骨組みを組み上げることです。作業はしばしば数十メートルの高さで行われ、クレーンを用いて鉄骨を運んでいきます。

鉄骨鳶は高度な専門性が必要で、かつ危険を伴う仕事です。

橋梁鳶

橋梁鳶橋梁鳶は、橋を建設する際の高所作業を専門とする鳶職です。

他の鳶職が主に上方向に建設物を組み立てるのに対し、橋梁鳶は横方向に伸びる建設物を組み立てます。

特に高速道路の建設時には、橋梁鳶の活躍が不可欠です。

町場鳶

町場鳶町場鳶とは、一般的な住宅建築の足場組立や解体を主に担当する鳶職のことを指します。

特に市街地や住宅地での工事では作業環境が限られ、さまざまな制約があるため、精密かつ手際良く作業を進めることが求められます。

送電鳶

送電鳶送電鳶、または「送電線架線工」とは、高所で送電線の保守や敷設作業を行う電気工事士を指します。

全国で4000人程度しかいないとされる珍しい鳶職で、電気工事士と鳶職の双方のスキルを必要とします。

送電鳶が扱う架空送電線は7000ボルトを超えるもので、作業を行うためには鉄塔への登坂能力も必要です。

また、足場を使用せずに高所で作業を行うことも特徴的です。

鳶職は未経験でもOK!

鳶職になるためには、「足場の組立等作業従事者特別教育」と「フルハーネス型墜落制止用器具特別教育」という講習を受ける必要性がありますが、これは国で義務付けられた講習で高所作業をするのであれば誰もが受ける必要のあるものです。特に、甫架設ではこのような講習や資格の取得もしっかりサポートしているので、鳶職になりたい場合にも未経験からスタートすることが可能です。

ただし、職人としてスキルを磨いてキャリアを進めていくには、資格を取得することが重要です。「鳶一級」という資格は鳶職人が目指すべきゴールで、この資格を持つことでより高度な作業に従事することが可能となります。

また、現場で働くようになると国が発行する「キャリアアップカード」という証明書を受け取ることができます。キャリアアップカードは建設現場で働く人々の経験や技能を示し、評価するためのカードで、現場のカードリーダーにタッチすることで日々の仕事の履歴を蓄積できます。

キャリアアップカードによって、技能者は自分のスキルレベルをPRし、給与や待遇の向上を図ることができます。仮に転職をしたとしても、これまでのキャリアをしっかり引き継ぐことができます。

また、公共事業を受ける際にも、資格を持っていることは大きなアドバンテージになります。

このように鳶職は未経験からでもなることができ、しっかりとキャリアアップの道も用意されているという点でおすすめの職種になっています。

鳶職になって給料アップを目指す方法

鳶職人として給料アップを目指す具体的な方法を解説します。

資格を取って給料アップ

足場職人として給料をアップするための有効な手段の一つは、資格の取得です。

資格を取ることは、自分自身のスキル向上だけでなく、業務上の信頼性を確立する手段となります。

多くの企業では、資格を保有しているスタッフに対して手当を支給することが一般的で、直接的な給料アップにつながります。さらに、資格取得により得られる専門知識や技能は、現場でのパフォーマンス向上や、より高度な業務への挑戦を可能にし、結果として給料を増やすことができます。

独立して一国一城の主に

足場職人は自身の専門性を活かして独立できる可能性の高い職業です。

業界の専門性が高い一方で、3年間真面目に取り組むことで基本的な現場の知識を得ることができ、自分で仕事をコントロールする能力が身につけば、独立の道が見えてきます。

独立すれば、一国一城の主として自身の働き方を選ぶ自由があります。

最初から大規模な現場に参入することはハードルが高いので、初めての独立では小規模な現場から始めることがおすすめです。

甫架設は職人のステップアップを徹底サポート!

甫架設は足場職人がスキルアップし、最終的には独立を果たすための支援体制をしっかりと整えています。

経験がまったくない状態からでも、一人前の職人に育て上げ、さらに独立するためのスキルや知識が習得できます。

足場職人の資格取得の支援はもちろん、足場材の購入やリースといった事業運営における重要な決断の支援も可能です。

甫架設なら足場職人としてのキャリアを、最大限に活用するためのサポートを得られるでしょう。

鳶職の将来性について

鳶職は将来性のある仕事です。ここでは将来性がある理由について説明します。

鳶職は絶対に必要な仕事

高層ビルから一軒家、公共施設まで、全ての建物は専門の技術を持った人々の手によって作られており、建築作業の中で欠かすことのできない職種が鳶職です。

新築工事からリフォーム、解体作業まで、あらゆる建築現場で鳶職の技術と経験が必要とされています。また、すでに完成した建物でも性能や美観を維持するためには、15年から20年の周期でメンテナンスが必要で、都度鳶職の仕事が求められます。

国内のほとんどの建物がこれらのメンテナンスサイクルに該当するため、鳶職の仕事は絶えず需要があります。

これからも建築物が存在する限り、鳶職という職種は絶対に必要な存在であると言えるでしょう。

機械に取って代わられない仕事

テクノロジーの発展により、多くの仕事がAIやロボットによって自動化されつつありますが、鳶職の仕事はその大部分が人間の経験や技術によるものであり、機械化が困難です。

例えば建物の安全性を確保するための足場組み立ては、場所や建物の形状によって微妙に異なるため、それを高精度にこなすには長年の経験と知識が必要です。

また、職人の手仕事によってもたらされる品質や安全性は、人々からの信頼を得ています。

以上が鳶職が長期的に安定した職業である一因であり、機械に取って代わられない職種と言えます。

今は人手不足、でもそれがチャンス

現在、鳶職は人手不足という大きな課題に直面しているので、未経験の方にとっては大きなチャンスと言えます。

建設業界全体で鳶職人の育成に向けた取り組みが行われており、資格取得支援や技能教育の推進などが進められています。

鳶職人の育成に向けた取り組みは、新たに鳶職を目指す人々にとって、自身のスキルや経験を積み上げる絶好の機会です。

人手不足だからこそ、鳶職としてキャリアアップを目指してみてもいいですね。

甫架設で一緒に働きませんか?

甫架設は安定して働きたい方、キャリアアップを望む方には適した職場です。ここでは甫架設の魅力を紹介します。

完全月給制

甫架設では完全月給制を導入しており、安定した給与をお約束します。

見習いから職長まで幅広く給与が設定されており、スキルや経験に応じた報酬を受け取ることが可能です。

また、特別な教育を受けて職人として現場に立つと、給与に昇給の可能性が生まれます。

甫架設では、あなたの頑張りをしっかり評価し、それを給与として還元するシステムを整えています。

確かな評価・キャリア形成のサポート

甫架設は、各自のスキル向上を全力でバックアップします。

初めて足場工事に挑戦する方でも、一つ一つ丁寧に指導し、未経験からでも安心してスキルを身につけることができます。

また、スキルアップしたい資格は、当社が全額負担します。キャリアアップを望むあなたにとって、私たちの文化と環境は最適です。

成長を続ける当社で、あなたも共に成長してみませんか?

週休2日制

働き方改革にも積極的な当社では、週休2日制を採用しています。

ワークライフバランスを重視し、休日や休暇をしっかり取得することが可能です。

また、代表は毎日、全社員と役員との間であいさつを交わす時間を大切にしており、一人ひとりの様子を把握し、声をかけています。

当社の魅力は、働く人を大切にするという理念にあります。

甫仮設で一緒に日本の未来をつくっていこう!

甫架設では、あなたと一緒に日本の未来を作り上げる仲間を募集しています。

建設業は、国のインフラを支える重要な産業です。私たちはその一翼を担い、安定的な現場で働くことができる環境を提供しています。甫架設での経験が、あなたのキャリア形成に役立つことでしょう。

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